1956年建立のサーロイ(Xa Loi)寺は、仏陀の遺骨=舎利(ベトナム語でXa Loi)を祀る舎利寺。ホーチミン市3区にあり、2500平米の広さの境内に、仏陀の大きな像を祀った本堂に、七重の塔、ホーチミン市一高い32メートルの鐘楼がある。本堂へは、男性は左手の階段から、女性は右手の階段からあがる。1981年よりベトナム仏教協会の本部として、仏教徒たちの拠り所となっている。ベトナム戦争中はキリスト教を擁護するジェム(Diem)政権の対抗勢力の拠点となり、1963年には襲撃をうけ400人近くの僧侶が逮捕されるという事件も起きた。焼身自殺により同政権へ抗議した僧侶ティック・クアン・ドゥック(Thich Quang Duc)の慰霊碑も近くにある。ここからはサイゴン川の眺めも楽しめる。
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毎週朝8時~10時は仏教の儀式が行われる。