3人の女性シェフが、丁寧にサーモンの皮が剥がし、もち米を準備、そしてたまに声を掛け合う…そんな女性シェフたちの後ろには、グラス棚に日本酒がズラリと並び、その上をメッシュの雲が浮かんでいる。外に目を向ければ、高層ビル群などの広大なホーチミンの絶景を一望でき、おしゃれなレストランとしていま注目を浴びているのがこの「空へ」だ。 店内は赤と黒がアクセントカラーとして取り入れられており、竹や石でできたテーブル、メッシュの壁などすべてデザインはシンプルでありながらもクール。ジェームズ・ボンドがサケティーニを探しに来るに違いない、店内を歩くとそんなことが頭によぎる。 ここのおすすめはオリジナルレシピで作られる代表カクテル、サケティーニ(15万VND)だ。日本酒にラズベリーウォッカとスイカジュースをミックスし、大根を添えて完成。甘すぎず、絶妙な味わいで、少しずつゆっくり味わいたい1杯となっている。 人気の秘密 当店のインテリアを施したのは、デザイナーのマムチーム。店内を流れるDr.ノーのオープニングにおけるバックグラウンドミュージック演奏も、実はマムデザイナーチームのブレスト中に生まれた。ゆったりと流れる音楽は店内の雰囲気にも自然に調和し、人々を魅了する。 エントランスでは、盆栽に三段の滝、そして開けた吹き抜けの空間が来店をウェルカムしてくれ、さらに日本語を話すスタッフが席まで案内してくれる。ハンドメイドの食器からハンドタオルまで、気を付けてみてみると、いろいろな発見があるはず。 1階は焼き鳥&ビアバー、カウンター席、スシバー、サケバー、そして個室を含め全163席で構成されている。ここは黒と竹が店内のアクセントとなっており、夜に来ると壁掛けキャンドルがさらに輝きを増しよりロマンティックな雰囲気に。 2階はシガークラブとなっており、好きなキューバ産シガーをアームチェアーで心行くまで楽しめる。ウィスキーとワインも数多く揃えられ、いつでもテイスティングが可能だ。 パーティーとスモーキー ビアバーでは、ベルギービールの「レフ・ブロンド/Leffe Blonde」「レフ・ブラウン/Leffe Brown」など、ベトナムではなかなか飲むことのできないビールも楽しめる。さらに、様々な日本酒やワイン、ウィスキーなどもあるので、ぜひ試してみよう。 ここで外せないのはドリンクメニューで使用されている氷だ。毎日ひとつひとつバーテンダーによって、ミネラルウォーターのみを使用した最高品質のアイスボールが作られている。ウィスキーを存分に楽しめるホーチミン市内のベストプレイスならではこその、こだわりだ。さらに、バーテンダーは客が指定したドリンクをすぐにグラスに注ぐようなことはせず、きちんとそれぞれのアルコールの味や風味などを考え、提供してくれるので安心して楽しめる。火曜は、バーカウンターのウィスキー1杯注文で、1杯フリーなので、この機会に足を運んでみては。 まるで夢の中にいるのではないかと思ってしまうほど、あらゆる種類の日本酒やウィスキー、ワインが揃っているが、すべてどのようなテイストなのか記載があるので、初めてのお酒にトライしてみるいい機会だ。 ミドルアッパークラスの日本食料理「空へ」のメニュー ソラエで最も人気のあるメニューの一部を紹介。今後の参考にどうぞ。 サラダ+味噌汁(5万VND) + 茶碗蒸し(7万5000VND) . ばらちらし寿司(18万VND) 空へタルタル(18万VND) 串焼丼(22万VND) マンゴーシャーベット(5万5000VND) 評判 旅行ガイドのトリップアドバイザーレビュワーは、空へはもっと注目されるべきレストランだと語る。その内装やドリンクだけにとどまらず、食事やサービス、そして夜景とすべてに満足できる場所として、今では少しずつ話題となっている。今現在、トリップアドバイザーの評価は4.5、全37の評価を得ている。
本格的な讃岐うどんと炭火焼がホーチミン市にいながら楽しめる日本居酒屋「えびす/Ebisu」。 厳選した小麦粉を使って作るうどんは、しっかりとしたコシがあり、これぞ讃岐うどんといった味わい。 もちろん打ちたて、茹でたてが食べられる。 そして焼き鳥は、使用する炭からこだわる徹底ぶりだ。 一品メニューも豊富で、「鶏皮ポン酢」や、たっぷり野菜が摂れる「えびすの小さな農園」サラダ、2人前から注文できる「鶏ガラ炊き鍋」や「鶏すき焼き」もぜひ試してみたい。 日本酒も「八海山」、「久保田 千寿」、「田酒」など多数揃える。 1階にはカウンター席、テーブル席のほか、足をのばしてゆっくりくつろげる畳敷きの小上がり席がある。 2階は全席個室となっているので、接待などでも利用できる。
さまざまなフレーバーの餡をやわらかな餅で包んだデザートがホーチミン市でも人気の「モチ・スウィーツ/Mochi Sweets」。黒を基調としたシンプル&モダンな店内はスタイリッシュな雰囲気で、ガラスのショーケースに並べられた色とりどりの“モチ”は見ているだけでも楽しい。フレーバーは15種類。小豆や、チョコレートムース、グリーンティー、マンゴーヨーグルト、ストロベリー、ゴマ、キャラメルマキアートなど人気の定番商品から、紫芋、ドリアン、サクラ、ブラックチョコレートなど興味をそそられるものまでバラエティ豊か。1区のバックパッカーエリアに近いチャンフンダオ(Tran Hung Dao)通りをはじめ、ホーチミン市内に6店舗を展開する。